マーケットブレッドス:何銘柄がトレンド線上にあるかは指数より正確
本記事は当サイト4 段階教育構造を採用:コンセプト / 当サイトの計算方法 / 数字の見方 / 注意事項。
1. コンセプト
大盤指数の上下は少数の値嵩株に支配されがち。加権指数 1% 上昇でも、TSMC 1 銘柄の貢献で他 1,800 銘柄とは関係薄の可能性。**マーケットブレッドス(Market Breadth)**はこの問題を解決 — 「上昇トレンド中の銘柄数」を直接カウント、「指数を見る」を代替。
最もよく使われるブレッドス指標は「% above MA20 / MA60 / MA120 / MA240」:
終値が N 日移動平均線を上回る銘柄数の市場全体に占める割合。
- 比率高 → 大半の銘柄が均線上 → 市場全般強気
- 比率低 → 大半の銘柄が均線割れ → 市場全般弱気
- 指数新高値だがブレッドス低下 → 少数値嵩株支え、警告サイン
機関投資家とプロトレーダーが毎日必見の指標、しかし台湾個人投資家はほぼ見られない。
2. 当サイトの計算方法
データソース
台湾株全銘柄日次終値(sp_tw_h)× 基本情報表 basic_info.index(上場 / OTC / Emerging)。
計算フロー(毎日大引け後 21:30 自動更新)
- 市場別(上場 / OTC / Emerging / 全市場)に計算
- 各個別銘柄の直近 N 日 SMA(N = 20 / 60 / 120 / 240)を計算
- 当日終値 vs MA 比較:終値 > MA なら「均線上」とカウント
- サンプルバイアス保護:履歴日数 < N の新規上場株は分母から除外
market_breadth_d_tw表に書込(1 レコード = 1 市場 × 1 日)
分位ランキング
各カードの右下 P{数字} は当該指標の過去 252 取引日内の分位:
- P80:過去 80% の日より高い
- P20:過去 80% の日より低い
これでユーザーは「今日 65%」という絶対値だけでなく、「これが履歴的に高いか低いか」も判断可能。
更新頻度
- スケジュール:毎日 21:30(台湾株大引け後)
- コマンド(管理者バックフィル):
python Crawlers/calc_market_breadth_tw.py --backfill 252
3. 数字の見方
絶対値の解釈
| % above MA60 | 市場状態 | 操作含意 |
|---|---|---|
| > 80% | 🔴 過熱 | 強気極端、短期警告 |
| 60〜80% | 🟠 やや強い | 強気進行中 |
| 40〜60% | ⚪ 中立 | レンジ |
| 20〜40% | 🟢 やや弱い | 弱気進行中 |
| < 20% | 🟢 売られすぎ | 弱気極端、逢底買い場 |
上級テクニック:ダイバージェンス判読
これがマーケットブレッドスの最強の用途:
- 正常な強気相場:指数上昇 + ブレッドス同期上昇 → 全面的健全
- 値嵩株支え:指数上昇 + ブレッドス低下 → 少数株が引っ張る、多数株は既に弱含み → 天井警告
- 構造的底値:指数下落 + ブレッドス上昇 → 先行株既に反発開始、多数株底打ち
異なる MA 周期の意味
- MA20:短期モメンタム(3〜4 週)。スイングトレーダー向け。
- MA60:中期トレンド(約 1 四半期)。機関投資家が最重視する周期。
- MA120 / MA240:長期トレンド。構造的強気・弱気状態を反映。
短中長期 3 本線を同時観察を推奨:
- 短中長すべて高 → 全面的健全な強気相場
- 短期高だが長期低 → 反発相場、体力依然弱い
- 短期低だが長期高 → 健全な調整、中長期トレンド変わらず
4. 注意事項
⚠️ サンプルバイアス
市場全体銘柄数のうち、新規上場株(履歴 < N 日)は MA 比率分母から除外。当サイトは UI に サンプル 1850/1920 銘柄 で明示開示、メイン数字をホバーで確認可能。小サンプル数字を安定シグナルと見なさない。
⚠️ 台湾株 vs 米国株の違い
- 当サイトは現在台湾株マーケットブレッドスのみ提供(^TWII 加権指数対応)
- 米国版(^GSPC 対応)は将来バージョンで追加予定
- 台湾株取引カレンダー(祝日、台風休場)と米国株は異なり、時系列直接比較不可
⚠️ 「強気 / 弱気」シグナルとは異なる
ブレッドスは状態記述、操作指示ではない。高ブレッドスは長期持続可能、低ブレッドスも底値探求継続の可能性。併せて見るべき:
- 月次売上モメンタム(Phase 4 近日公開)
- 機関投資家売買差
- マクロ経済指標
⚠️ Fear & Greed との違い
マーケットブレッドスは Fear & Greed 指数のサブ指標のひとつにすぎない。当サイトは将来より多くの心理指標(ボラ、新高値新安値、信用取引など)を追加するが、単一スコア合成はせず、ユーザー自身に総合判断させる方針。
延伸閱讀
- 〈騰落銘柄数と騰落比率〉(近日公開、Phase 1A.3 対応)
- 〈新高値新安値指標〉(近日公開)
- 〈52 週高値とモメンタムトレード〉(計画中)
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