投資の学び📈 チャートと基礎ヒートマップ 4 つの読み方:騰落率はその一つにすぎない
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ヒートマップ 4 つの読み方:騰落率はその一つにすぎない

ヒートマップに 4 モード追加:騰落率 / 相対強度 RS / 流動性 / 売買代金。モード切替で 4 つの全く異なる市場洞察を得られる。

ヒートマップ 4 つの読み方:騰落率はその一つにすぎない

本記事は当サイト4 段階教育構造を採用:コンセプト / 当サイトの計算方法 / 数字の見方 / 注意事項。

1. コンセプト

多くのヒートマップは騰落率だけを見る。しかし騰落率は「今日どの銘柄が上がったか」しか答えられず、より深い問いには答えられない:

  • 「この銘柄は 3% 上昇、大盤に対して強いか弱いか?」
  • 「今日最も活発に売買されたのはどの銘柄?」
  • 「機関投資家が大量に回転売買した大型株はどれ?」

当サイトのヒートマップは現在 4 モードに対応:

モード答える問い
騰落率誰が上がり誰が下がった?幅は?
相対強度 RS誰が大盤に勝ち、誰が負けた?
流動性今日売買が活発な銘柄は?
売買代金資金は誰に集中している?

同じヒートマップでも、モードを切り替えれば 4 つの全く異なる洞察が得られる。


2. 当サイトの計算方法

2.1 騰落率(chg_pct)

ヒートマップ時間ウィンドウ の累積騰落率。色階は period に応じて動的調整(±9.5% ~ ±40%)。

2.2 相対強度 RS(Z-Score)

単純な騰落率でなく、「市場相対」のパフォーマンスを見る:

RS_z = (個別銘柄 chg_pct − 市場平均 chg_pct) / 市場 std
  • 市場平均:当該 index(上場/OTC/Emerging)全銘柄の平均騰落率
  • 市場 std:当該 index の標準偏差
  • 単位は σ(標準偏差倍数)

色階 ±2.0σ:

  • +2σ 深紅:今日大盤に有意に勝った銘柄
  • −2σ 深緑:今日大盤に有意に負けた銘柄
  • 0σ 中性色:市場とほぼ同等

2.3 流動性(回転率 %)

回転率 = 当日出来高 / 流通株数 × 100%

「今日この銘柄の何 % が回転したか」。色階は百分位マッピング(少数の異常出来高銘柄が色階を吸い尽くすのを回避):

  • 色:薄オレンジ → 濃オレンジ(単色、正負区別なし)
  • 濃色 = この銘柄の回転率が市場全体の上位
  • 薄色 = 下位

2.4 売買代金(百万円)

売買代金 = 当日出来高 × 終値

「今日いくらの資金がこの銘柄に流入流出したか」。売買代金は 4 桁にまたがる(百万 → 千億)ため、色階も百分位マッピング

  • 色:薄青 → 濃青
  • 濃色 = 売買代金が全市場の上位(資金集中)
  • 薄色 = 下位(誰も見ていない)

2.5 Query String 記憶

Mode も URL ?mode=rs に保存、marketperiod と任意組合可能:

/home/heatmap?market=上場&period=20d&mode=rs

いずれか切替時、他 2 項は維持。共有リンクは状態完全保持。


3. 数字の見方

3.1 騰落率 vs 相対強度:最も混乱しやすい

鍵となる差:騰落率は「絶対パフォーマンス」、RS は「相対パフォーマンス」。

シナリオ A:大盤大幅上昇日

  • 大盤 +3%、某銘柄 +2%
  • 騰落率モード:(+2% は上昇)
  • RS モード:(大盤に 1% 負け)

シナリオ B:大盤大幅下落日

  • 大盤 −4%、某銘柄 −1%
  • 騰落率モード:(−1% は下落)
  • RS モード:(大盤に 3% 勝ち、誰よりも下げが少ない)

実務的意味

  • 騰落率だけ見ると全体ムードに引きずられる
  • RS は「皆上がる」中で真の強い銘柄を見つける助けに
  • 「皆下がる」中で抗下落銘柄(次の反発で先導の可能性)を見つける

3.2 流動性 × 騰落率 複合判読

騰落率流動性意味
深紅(上昇)濃オレンジ(活発)価量とも上昇 — 強勢の上攻、籌碼回転旺
深紅(上昇)薄オレンジ(閑散)無量上昇 — 売り手少、末期上抬の可能性(リスク注意)
深緑(下落)濃オレンジ(活発)パニック売り — 大量売り、底値接近の可能性
深緑(下落)薄オレンジ(閑散)無量下落 — 拾う者なし、底割れリスク高

3.3 売買代金モード:機関投資家の照準

同じ大型株でも売買代金集中度は大きく違う:

  • 深青一面:資金集中追随、当日の焦点銘柄
  • 中間色:通常の出来高
  • 薄青:資金回避、時価総額大でも誰も売買せず

業種ブロックと併せて見る:ある業種ブロックが皆深青 → 業種全体が注目;単一銘柄だけ特別深い → 個別銘柄イベント(決算、ニュース)

3.4 4 モード切替で市場の体調を素早く点検

標準巡視フロー:

  1. chg_pct:今日上昇銘柄数 vs 下落銘柄数を見る
  2. rs真の強勢を見る(大盤の引きずりを排除)
  3. liquidity活発な焦点銘柄を見る
  4. amount資金がどこに集中しているか見る

4 モードのクロス比較は、騰落率単独より遥かに完全。


4. 注意事項

⚠️ RS は「相対」、絶対的な「良い」ではない

RS 深紅は大盤に勝ったというだけで、上昇する保証ではない。大盤 −5% 時に某銘柄 −2% でも RS は赤になるが、実際まだ赤字。chg_pct モードと併せて絶対方向確認を。

⚠️ 市場平均は極端値の影響を受ける

RS の「市場平均」は index 全銘柄の算術平均。当日 stop-high/low が集中すると平均が偏る。

緩和:RS は「有意な偏離」(±1.5σ 以上)のみ見る、±0.3σ の微差にこだわらない。

⚠️ 回転率の単位は「当日」、累積ではない

流動性モードに表示されるのは当日の回転率、period 切替で変わらない。「累積回転率」は現在未提供(追加集計コスト要)。

⚠️ 売買代金百分位は index で変動

市場切替(上場 / OTC / Emerging)時、売買代金百分位の基準が再計算。同じ銘柄でも「上場」「OTC」内の色濃度は違う場合あり — 異なるサンプルプール内のランクが違うため。

⚠️ Emerging 株の回転率は跳ねる

Emerging は流通株数少、出来高少なため、回転率は簡単に 10%+ に。Emerging モード下では流動性色階が低位に集中(少数の急騰銘柄が視覚を吸う)、流動性構造制限で bug ではない。

⚠️ 引け後と単元未満株は含まず

売買代金と流動性はザラ場の逐次成立のみで、引け後定価と単元未満は含まず。大型値嵩株の真の取引量はやや過小評価される(引け後が 10~20% を占める可能性)。


延伸閱讀

  • 〈ヒートマップ 1 日 vs 20 日?異なる時間軸で異なる機会を探す〉(P1A.1)
  • 〈ランキングの使い方:市場最強の銘柄を見つける〉

試してみる

  • ヒートマップ を開き、Header で 4 モードを切替
  • 騰落率 vs 相対強度を切替、「赤→緑」「緑→赤」になる銘柄を見る
  • mode=amount に切替、当日資金が集中する値嵩株を確認
  • period=20d + mode=rs で → 20 日累計で大盤に最も勝った強勢銘柄を発見
  • 📐 で RS 公式と百分位マッピング規則を確認

読み終わった?実際に試してみよう

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ヒートマップ 4 モードを切替
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