ヒートマップ 1 日と 20 日どちらを見る?異なる時間軸で異なる機会を探す
本記事は当サイト4 段階教育構造を採用:コンセプト / 当サイトの計算方法 / 数字の見方 / 注意事項。
1. コンセプト
多くのヒートマップは単日騰落しか表示しない。問題は:
- ニュースの衝撃は通常1 日に出て、数日かけて消化 → 単日では真のトレンドが見えない
- 機関投資家が連続買い建玉する銘柄は、累計上昇率で「誰が長期に追われているか」が現れる
- レンジ銘柄は 1 か月ずっと ±1% 日変動でも、20 日累計で +15% のことも → 単日のみでは取りこぼし
そのためプロのトレーダーは時間軸を切り替える:
- 短期は 1 日
- スイングは 5 日(1 週間)
- 中期は 20 日(1 か月)
- 構造は 1 月 / 3 月
当サイトのヒートマップは現在 5 種類の時間スケール切替に対応。
2. 当サイトの計算方法
2.1 累積騰落率公式
累積騰落率 = (close_today / close_N_trading_days_ago) − 1
2.2 暦日 vs 取引日
データベース複雑クエリ回避のため、当サイトは「暦日」で「取引日」を近似:
| オプション | 暦日遡及 | 概算取引日 |
|---|---|---|
| daily | 前取引日 | 1 日 |
| 5d | 7 日 | ≈ 5 日 |
| 20d | 28 日 | ≈ 20 日 |
| monthly | 30 日 | ≈ 21 日 |
| quarterly | 91 日 | ≈ 63 日 |
クエリロジック:MAX(date) WHERE date <= latest − N_calendar_days。
2.3 色階の動的調整
異なる時間スケールで変動レンジが大きく異なるため、色階上下限も調整:
| Period | 色階上限 | 説明 |
|---|---|---|
| daily | ±9.5% | 台湾株のストップ高安制限に対応 |
| 5d | ±15% | 1 週間典型変動上限 |
| 20d / monthly | ±25% | 1 か月典型変動上限 |
| quarterly | ±40% | 1 四半期可能な大変動 |
色階を超える銘柄は飽和色(深紅/深緑)で表示、hover で正確な数値を確認可能。
2.4 Query String 記憶
Period 選択は URL ?period=5d に保存、市場切替後も period は維持;リンクを直接共有すると時間状態を保持できる。
3. 数字の見方
3.1 各時間軸の使い方
| Period | 主用途 | 実戦シーン |
|---|---|---|
| 1 日 | 即時モメンタム | 機関参入、ザラ場速報、当日ニュース衝撃 |
| 5 日 | 短期スイング | 週内テーマ株、ニュース反応完結周期 |
| 20 日 | 中期トレンド | 業種ローテーション、決算効果、テーマ性ローテ |
| 1 月 | 構造モメンタム | 景気転換、中期騰落ランキング |
| 3 月 | 長期構造 | 強気・弱気切替、テーマ持続性検証 |
3.2 時間軸を跨ぐ比較の技
最も有用なテクニック:時間を切り替えて同一銘柄の色変化を見る。
シナリオ 1:1 日緑(下落)+ 20 日深紅(大幅上昇)
→ 健全な押し目。長期構造は上向き、短期整理は趨勢を変えない。
シナリオ 2:1 日赤(上昇)+ 20 日緑(下落)
→ 下落後の反発。趨勢反転とは限らず、出来高との併用判読要。
シナリオ 3:1 日 / 5 日 / 20 日 すべて深紅
→ 連続累積強勢、3 軸共振。同時に同業種で多銘柄が赤 → 業種レベルのローテーション。
シナリオ 4:1 日 / 5 日 / 20 日 すべて緑
→ 全面的に弱含み。VIX も同期上昇なら → システミックリスクイベント。
3.3 市場状態のクイック診断
短時間で daily → 5d → 20d → quarterly を切替し全体の「赤緑変化」を見る:
- 4 つの時間とも赤比率高 → 強勢の強気相場
- 赤緑交錯、比率近い → レンジ
- 長期ほど赤(3m 赤、daily 緑)→ 強気末期、短期がモメンタムを失い始め
- 短期ほど赤(daily 赤、3m 緑)→ 反転シグナルの可能性、他指標で検証必須
4. 注意事項
⚠️ 色階飽和は区別度を失う
極端イベント(2024/8 大幅下落、2020/3 COVID)時、実際の騰落率は色階上限を超える → 極端銘柄が皆同じ飽和色に。
解法:
- 各セルを hover して正確なパーセントを確認
- またはより長い時間に切替(quarterly 色階は ±40%、より大きい変動に対応)
⚠️ 暦日近似の誤差
当サイトは暦日遡及で取引日を近似、以下時:
- 連休後(旧正月、独立記念日)の遡及で休日前に届き、参考日が休日前の価格に
- 台風休場は影響小
厳密な取引日検索には ORDER BY date DESC LIMIT N が必要だがコスト高。当サイトはパフォーマンス折衷。
⚠️ 5d と weekly、20d と monthly の差
よくある混乱:
- 「5 日」(取引日)≠「1 週間」(7 暦日 = 5 取引日、近いが異なる)
- 「20 日」(取引日)≠「1 か月」(30 暦日 = 21 取引日、近いが異なる)
当サイトの 5d ≈ weekly、20d ≈ monthly、両者とも「典型 1 週/月」範囲内で、実務上重大差異なし。
⚠️ 配当・分割調整なし
ヒートマップ報価は未調整株価を使用。権利落ち日の銘柄は「大幅下落」と表示されるが実際は権利分離。下落ランキングで誤導の可能性。
解法:「当日公告」を確認、または技術指標の調整後株価を見る。
⚠️ カバー範囲制限
- ヒートマップは上場 / OTC / Emerging のみ、ETF、ADR、ワラント、Emerging 子会社は含まず
- 新規上場 N 日未満の銘柄は参考価がなく → 長周期ヒートマップに出現しない
延伸閱讀
- 〈ランキングの使い方:市場最強の銘柄を見つける〉
- 〈マーケットブレッドス:何銘柄がトレンド線上にあるかは指数より正確〉(P0.1)
試してみる
- ヒートマップ を開き、Header で 1 日 / 5 日 / 20 日切替
- 保有銘柄を 1 つ選び、各 period での色変化を確認
- 同業種の複数銘柄が異なる period でどう色分布するか観察(業種ローテ判読)
- 極端イベント期間(2024/8 下落週など)のヒートマップを 20d と quarterly に切替
- 📐 で公式、色階規則、暦日近似制限を確認