TL;DR: プラットフォームの「アラートシステム」は個別銘柄ページのルールエンジン。50+ のルールでバリュエーション、リスク、クレジット、テクニカル、モメンタム、配当、クオリティの 7 分類をカバーし、毎日自動実行。v3.85.x からアラートは「参考サマリー」中期/長期カード内の「評価アラート」ブロックへ折り込まれ(赤黄緑ドット + 全文表示)、最上位アンカーには戻らない。
コンセプト
アラートはどう生成される?
アナリストの記述でも、AI による即時推測でもない、ルールエンジンによる生成。各ルールは明示的な条件:
- 「P/E が 1 年履歴 P95 以上 → 赤:バリュエーション極端」
- 「Sharpe Ratio < 0 → 赤:リスク調整後マイナス」
- 「Altman Z > 2.99 → 緑:信用安全圏」
- 「Piotroski F = 9 → 緑:財務強健」
各銘柄に毎晩フルスキャンを実行し、トリガーされた全ルールを重大度(赤 → 黄 → 緑)順に整理。
なぜ中/長期カードに折り込み?
アラートは本質的に長期 horizon の信号(バリュエーション、クオリティ、クレジットはいずれも四半期/年データ)。だから新版では中期と長期の両方の最終ブロックに置き、その期間判断の補完情報として扱う。
短期カード(極短/短期)にはアラートブロックを置かない — 短期カードはテクニカル/フローに集中するため、ファンダ系アラートは合わない。
7 分類 → カードへの振り分け
| 分類 | 意味 | 例 | 対応カード |
|---|---|---|---|
| バリュエーション | 現株価は妥当か | P/E が履歴トップ、P/B 過高 | 長期 |
| クオリティ | 利益持続性 | ROE 同業上位、粗利率低下 | 長期 |
| 配当 | 配当安定性 | 利回り履歴の極端低/高位 | 長期 |
| クレジット | 倒産リスク | Altman Z 警戒圏、FCF 赤字 | 長期 |
| リスク | 実現ボラ・ドローダウン | MDD 過深、年率ボラ極大 | 中期 |
| 予測 | モデル合意度 | ARIMA-MC 乖離、ML 上昇確率低 | 中期 |
| 複合 | クロス分類 | 高評価 + 高動量 = 過熱リスク | 中期 |
操作ガイド
読み方
- 銘柄を開く → 総評 → シグナル → 参考サマリー
- 中期カード最下部の「評価アラート」ブロック:赤ドットはあるか?
- 長期カード最下部の「評価アラート」ブロック:評価/クオリティ/信用の赤旗?
- 赤ドット = 「売り推奨」ではなく「考慮すべき事項」
赤黄緑の優先度
| 色 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 🔴 赤 | 重大シグナル | 必読、判断材料に組み入れ |
| 🟡 黄 | 注意シグナル | 多い時には見る、単独なら無視可 |
| 🟢 緑 | 好材料シグナル | 補強材料、自信向上 |
例:緯創 (3231) 長期アラート
v3.85.x 緯創長期カードの評価アラートブロック例:
- 🔴 FCF -64.96 億 NTD — フリー CF 赤字
- 🔴 P/E 1 年履歴 P100 トップ位 — 評価極端
- 🟡 内含ボラ 36.6% — やや高
- 🟢 ROE 23.49% 同業 P92 上位
読み方:短期モメンタムは強くても、長期は評価頂部 + CF 悪化の逆風 → 直ちに売却ではないが、加買前にこれらの赤旗を考慮。
FAQ
Q1:なぜ以前は Row 3 独立、今はカードへ折り込み?
旧版「警告速報」は最上位アンカーだったが、内容は本質的に長 horizon 系(評価/クオリティ/クレジット)だった。独立配置はユーザーに「まず 4 期間、次に多数の赤黄緑」という時間軸を分断させてしまう。新版は対応する期間カードに折り込み、全てを「期間視点」で読み解く。
Q2:リアルタイム更新?
ルールエンジンは盤後毎日 1 回実行、dashboard_aggregate へ書き込み。翌日始値前に最新が表示。
Q3:なぜカードによってアラートブロックがない?
極短/短期はアラート無し(主に長 horizon 系のため);中/長期でもその銘柄でトリガー無し → ブロック自体をスキップ(空ブロックは表示しない仕様)。
Q4:アラートを無効化できる?
アラートはコンテンツ情報であり、プッシュ通知ではない — 無効化する仕組みはない。中/長期カードで多すぎると感じれば、アラートブロックを展開しなければよい。